お知らせ

取手松陽高校カンボジアスタディツアー2016
(8月3日(水)~8/10(水))
参加生徒8名,引率教員2名の計10名
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カンボジアスタディツアー8月9日①
カンボジアスタディツアー最終日を迎えました。
大分疲れがたまってきているはずですが,生徒の顔つきを見るとまだまだ元気なようです。

では,最終日の報告です。


まず最初に訪れたのは,義足製作ファクトリー(CSPO)です。日本をはじめ,諸外国からの援助を受けて,義足などの製作や患者のリハビリテーションを行っている施設です。同時に,義足製作を学ぶ学校の機能を有しており,カンボジア人だけではなく,近隣諸国の学生も多く受け入れています。義足というと地雷の被害者のためと考えがちですが,病気やケガで手足を失った人,手足に先天性の障がいをもった人などにも幅広く対応しています。ちょうどCSPOを訪れていた患者の方からも話を伺うことができました。また,施設内を案内してくださった係の方から貴重なお話をたくさん伺うことができました。

最後にCSPOの方々と記念写真。この施設の見学後,昨日足をくじいた生徒が辛そうにしているのを見た職員の方が,バンデージ(厚めの包帯状のもの)で足首を固定してくれました。思いがけず,専門家の方に処置していただき助かりました。優しい対応に生徒も感謝していました。本当にありがとうございました。

続いて,セントラルマーケットを訪れました。セントラルマーケットはフランス様式のドーム状の建物で,とても存在感があります。ここで,最後の買い物を楽しみました。店員さんと交渉しながらの買い物にもだいぶ慣れてきたようです。上手に値切りながら,お土産を購入していました。
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カンボジアスタディツアー8月9日②
 

現在のカンボジアを知るために,2年前に開業したイオンプノンペン店を訪れました。

日本の商品がたくさん並んでいましたが,他にもタイやベトナム,中国,韓国などの商品も多いです。生寿司も日本のイオンと同じように売られていましたが,とてもカラフルな見た目に・・・やや言葉を失います。

イオンで一息ついた後,最後の昼食をとるために,プノンペンの市街地に戻りました。

何とも南国らしい雰囲気のレストランでクメール料理をいただきました。甘いジュースの匂いに誘われてか,ミツバチのようなハチが何匹も寄ってきましたが,虫をあしらうのもだいぶ慣れたものです。

昼食後,ホテルに戻って,休憩と帰国準備です。
スコールが来そうだということで,予定より30分早めてプノンペン空港へ向かうことになりました。
ホテルの部屋で荷造りをしていると,急に空が暗くなって雷鳴と共に激しい雨が降ってきました。
ガイドさんの予想通りです。
ホテルを出発する頃には雨も止んで,空が明るくなっていました。

空港に着くと,何と希望の家の子どもたちがわざわざ見送りに来てくれました。
短い時間でしたが,嬉しい再会でした。

最後にみんなで記念写真。楽しい時間はあっという間で,再び悲しい別れの時間がやってきました。
名残は尽きませんが,最後に握手やハグをして,温かい気持ちをもらって空港の中へ。
私たちがチェックインを済ませて,出国審査を行う2階へ向かうエスカレーターに乗っていると,ガラス越しに希望の家の子どもたちが手を振っていました。生徒たちも精一杯手を振りながら,ギリギリまで別れを惜しみました。
帰路は,まずベトナム・ホーチミンへ。
そして,0:20(現地時間)の便で成田へ。
飛行機は無事,8/10(水)朝8:00に成田空港に到着しました。
税関を抜けると,先生方,保護者の方々の温かい出迎えを受けました。
機中泊でだいぶ生徒たちも疲れたことと思いますが,約1週間ぶりに家族と顔を合わせ,何とも言えないほっとした表情をしていたのが印象的でした。

保護者の皆様,先生方,朝早くから出迎えていただき,ありがとうございました。

今後もホームページを通じて,事後学習やカンボジアについての小中学校の出前授業の様子を発信していきますので,どうぞご覧ください。
今後ともよろしくお願いいたします。

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カンボジアスタディツアー8月8日
    
 チュムリアップ スオ(こんにちは)!

スタディツアー6日目です。

今日は,プノンペン市内観光,及びポルポト時代の虐殺を象徴するキリングフィールド,戦争犯罪博物館を訪れました。

午前中は,王宮とその敷地内にある銀寺を訪れました。

クメール様式の屋根が鮮やかな即位殿に至る階段で記念写真。

隣は水の神様ナーガです。

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早めの昼食をとって,午後の最初はキリングフィールドを訪れました。

 

キリングフィールの名のとおり,ここはポルポト時代の虐殺の現場です。

青い空と真っ白い雲,そして緑の木々が生い茂る静かな場所ですが,どことなく重苦しい空気が立ち込めます。

このキリングフィールドでは約2万人が虐殺され,129の方形の穴に死体が埋められたそうです。

約8000体の骨が掘り出されているそうですが,土が雨に流されると今でも人骨の破片が地上にあらわれます。

そうした人骨や処刑時に来ていた服は写真のガラスケースに納められています。

神妙な面持ちでガイドさんの話を真剣に聞いていました。

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続いて,プノンペン市街地にあるトゥールスレン博物館を訪れました。

かつて高校だった場所をポルポト時代に収容所として使っていた施設です。

ここに収容された人たちは,凄惨な拷問で命を落としたり,キリングフィールドで処刑されたりして,ほとんどの方が亡くなったそうです。出口付近で,奇跡的に生き残った7人のうちのお一人に当時の話を伺うことができました。

カンボジアの今を知るためには避けては通れないポルポト時代の爪痕。現地だからこそ,切実な思いで学ぶことができました。そして,このような過ちを繰り返してはならないと平和への思いを改めて強く認識しました。

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最後に,夕食時の一枚です。

だいぶカンボジア料理にも慣れてきました。

ちなみにカンボジア料理は、あまりスパイシーではなく,また香草も控えめなので,比較的優しい味で日本人にも食べやすいですよ。

今年は,今のところおなかの調子が悪くなる生徒もおらず,極めて順調に過ごしています。

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いよいよ明日は最終日。有意義な時間を過ごして,無事に日本に帰りたいと思います。

なお,明日の夜は機中泊ですので,最終日のメール報告は後日になります。

オークン チュラン(どうもありがとう)!

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カンボジアスタディツアー8月7日①

カンボジアスタディツアー5日目です。

今日は,障がいを持った子どもたちが暮らすMCブラザーズでボランティア,そしてツアー参加生徒が最も楽しみにしていた孤児院「希望の家」の子どもたちとの交流会です。

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洗濯のお手伝い。慣れない手洗いでの洗濯に悪戦苦闘しながらも,大量の洗濯物を頑張って洗いました。

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施設の中央にある共有スペースをみんなでモップ掛けしました。

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食事の介助。最初はおっかなびっくりでしたが,次第にコツをつかんで最後の一口までしっかりと続けることができました。時折見せる子どもたちの笑顔にやりがいを感じたようでした。

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カンボジアスタディツアー8月7日②

午後は孤児院「希望の家」へ。

日本から持って行ったインスタントラーメンと希望の家側が準備してくれたカンボジアの家庭料理で昼食をとったあと,交流会を行いました。

お互いに日本語・クメール語で自己紹介をして,毎年恒例となっている歌の交流会。

練習してきた「イッツアスモールワールド」を披露した後,「ふるさと」,「上を向いて歩こう」を希望の家の子どもたちと一緒に歌いました。

続いて,折り紙・お面づくりを一緒にしました。

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なかなか力作ぞろいです。
水風船やバレーボール,サッカーなどを楽しんだ後,みんなで輪になってカンボジアの遊びを一緒にしました。

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時間も忘れて楽しみました。
午後4時ころ,互いの車・バスでトンレサップ川・メコン川のリバーサイドへ移動。
フェリーに乗り込み,プノンペン市の対岸の町に移動しました。
車やバイク,トゥクトゥクなども乗り込む,プノンペン市民・対岸の住民の生活に欠かせないフェリーです。
その料金は何と10人で2ドルでした。
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対岸の町に渡り,ディープな街並みを散策しました。
③に続きます。
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 カンボジアスタディツアー8月7日③

狭い路地に民家や商店が密集していました。

訪れたのは夕方でしたが,午前中は朝食の屋台がたくさん出ており,よりいっそうにぎやかな雰囲気だそうです。

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プノンペン市側に再び戻り,地元感あふれる食堂で一緒に夕食を食べました。
松陽生・希望の家の子どもたちともにだいぶ打ち解けて,和気あいあいとした雰囲気で,食事を楽しみました。

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食堂の前で記念写真。希望の家の子どもたちとはここでお別れです。ワゴン車に乗った子どもたちがいつまでも手を振ってくれたのが印象的でした。

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四日目 8/6(土)
シェムリアップ滞在最終日。

今日は午前中にアンコールトム,タプロームという二つの遺跡を見学してから,国内線でカンボジアの首都プノンペンに向かいます。

  

アンコールトムの入り口での一枚。
抜けるような青空に遺跡への期待が高まります。

  

アンコールトムの中心寺院であったバイヨン寺院の周囲をゾウに乗って見学しました。

思いのほか高い象の背中の上(何とマイクロバスの屋根が眼下に見えました)からの壮大な遺跡の眺めに興奮しながら,贅沢な時間を楽しみました。

 
森林に埋もれる幻想的な遺跡,タプロームでの一枚。
石造建築物の内部は迷路のように入り組んでおり,太陽の照り付ける外とは異なり,ひんやりとした空間にほっと一息。

 タプローム近くのレストランで昼食,アンコールクッキーのお店でしばし休憩をして,空港へ。

1時間弱の空の旅を経て,プノンペン空港に到着。

 何と,次の日に交流する孤児院「希望の家」の子どもたちが空港まで出迎えに来てくれました。

明日の交流が楽しみです。

喧騒感漂うプノンペンの街並みを車窓に見ながら,ホテルへ。

昨日とは一転,とてもきれいな夕焼けがプノンペンの街並みを照らしていました。
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三日目 8/5(金)
最初に,シェムリアップの街中からバスで約30分のところにあるトンレサップ湖を訪れました。この湖は,東南アジア最大の湖で,琵琶湖の6倍もあるそうです。また,雨季と乾季で湖の面積が大きく変わるため,水上生活を営む集落が見られます。水の上に浮かべた民家だけではなく,商店や学校,教会まで生活に必要な環境はすべて整っています。初めて見る光景に驚きながらも,興味深く見学しました。

続いて,シェムリアップに戻り,オールドマーケットの散策と買い物です。ここには外国人向けのお土産物のほか,食料品・雑貨など,たくさんの品々が並んでいますが,値段は明示されておらず,すべて交渉次第です。慣れない値段の交渉に悪戦苦闘しながらも,市場の人たちとのコミュニケーションを楽しんでいたようです。

昼食をとっていったんホテルへ。
 

ホテルの食堂の一角をお借りして,ピースインツアーアンコール社日本人代表の大塚めぐみさんから,講話をいただきました。大塚さんは,まだまだ政情が不安定な90年代初頭にカンボジアを訪れて,その後,旅行会社を立ち上げた方です。まだ,大使館員以外ほとんど日本人がいなかった時期に,一念発起して起業したお話は,まさにカンボジア現代史そのものといえるものでした。講話の後,生徒はインタビューの形式で積極的に質問を行いました。


続いて,アキラ地雷博物館を訪れました。カンボジア人のアキラさんが,少年兵として地雷を埋設した過去を自戒して,ライフワークとして続けている地雷撤去をテーマとして作られた博物館です。アキラさんは地雷撤去の合間をぬって週1回程度しか博物館に顔を出さないそうですが,我々が訪れた時,タイミングよくアキラさんがいらっしゃいました。記念撮影のみならず,私たちのために時間を割いてくださり,貴重なお話を聞かせていただきました。

まさに,一期一会でした。 


有名な夕日の鑑賞スポットでもあるプレループ遺跡を訪れました。結論から言えば,スコールの雲が抜け切らず,残念ながらジャングルの地平線上に沈む夕日は鑑賞できませんでしたが,アンコールワットとはまた違ったプレループ遺跡の幻想的な光景に酔いしれました。

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二日目 8/4(木)

アンコールワットについて講演 アンコールワット最上階で休憩 商品の品質チェックを見学
かものはしファクトリーにて 伝統舞踊アプサラダンスの方々と記念撮影 ホテルでの振り返り学習


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8月3日(水)に成田空港を出発。

 

ベトナム航空でハノイを経由し,ほぼ予定通りの17:00過ぎにはカンボジア・シェムリアップ空港に到着しました。

 
 ①ホテルのロビーで
ミニクメール語講座
 ②カンボジアでの初めての夕食